エコロ・インターナショナルでは国際社会貢献の一環として現在、カンボジアに井戸を建設中です。
2015年12月現在で、10基の井戸建築を行い、約1,200世帯(5,000人)の村人の生活環境(収入や食事)が改善され、病気も激減しました。
カンボジア国より感謝状をいただきました。
井戸作りはここからスタートしました。
建設予定地の地盤を掘りやすくするために、地面を柔らかくするところから行いました。
建設には、村の人達にも協力してもらいました。
井戸を建設することにより、仕事が無くて収入を得られなかった村の人達にも、仕事ができました。
現地の皆さんの協力で順調に建築中です。
村民からの声
バナナとたくさんの野菜を育てたいと意気込みを語ってくれたり、果物や野菜などの作物の収穫をとても楽しみにしていると話してくれました。
クレイス・ツエンさん一家
2015年11月から農業を開始。野菜や果物の木の苗を栽培しており、今では収穫した野菜を販売し、一日平均600円の収入を得ています。彼らはこれからも井戸の水を利用し、菜園の拡大を計画しています。来年度には子ども2人を学校に通わせる予定です。父親は、仕事のため家族と離れて暮らしていましたが、今は家族と共に暮らし、菜園拡大のため整地作業に励んでいます。
2015年1月
2015年12月
セアン・ポヴさん一家
2015年11月から農業を開始。野菜や、果物の木の苗を栽培しており、今では収穫した野菜を販売し、一日平均600円の収入を得ています。今後は栽培する野菜の種類を増やす予定です。現在は、5人の子どものうち1人しか学校に行っていませんが、来年度にはさらに2人を学校に通わせ、通学用の自転車も併せて購入するつもりです。
2015年1月
2015年12月
ソン・サブーンさん一家
井戸ができるとわかってから、一年を通してできるだけ多くの作物を栽培できるようにと、菜園用の土地を整地してきました。井戸を受け取って農業を始めてから多数の野菜や果物、木の苗を栽培。現在は栽培した野菜を販売し、一日平均600円の収入を得ています。今後はさらに収穫量を増やしていく予定です。息子と、娘の1人は来年度から学校に通い始めます。兄妹2人で通学できるように自転車を2台購入するつもりです。「井戸ができてから何時間もかけて遠くまで水を汲みに行かなくてよくなり、本当に楽になりましたと」嬉しそうに話していました。
2015年1月
2015年12月
フィー・クンセアさん一家
クンセアさん夫妻は農業を始めました。野菜や果物を栽培し、余剰分を売ることで一日平均700円の収入を得ています。今後はキャッサバ栽培に力を入れていくそうです。子どもは2人学校へ通っています。将来小さな青果店を開くための資金を貯めるため、もっと収入を増やしたいと頑張っています。
2015年1月
2015年12月
サン・ポヴさん一家
サン・ポヴさんのご主人はジャングルで作業中に地雷で片足を失い、他の男性と同じように働けません。そのため水汲みや斡旋人から依頼された仕事(現金ではなくお米と引き換え)は、サン・ポヴさんと子どもたちの仕事でしたが、サン・ポヴさんも重労働はあまりできませんでした。しかし、「井戸ができてからは、何度も休みながら行っていた水汲みの重労働から解放されました」と一家は喜んでいます。現在、家族は野菜や果物を栽培し一日平均600円の現金収入を得られるようになりました。さらに次の乾季までには菜園を広げ、新たにスイカを栽培する予定です。
2015年1月
2015年12月
以前は家族を支えるために、家を離れて仕事をしていた家族も、今では井戸建設支援プロジェクトのおかげで家に戻り家族みんなで果物を育て始めたと笑顔で語ってくれました。
汚水とそれが原因で発症する病気についてや井戸の衛生管理の重要性、井戸の適切な使い方についての理解を促しています。
収穫量を増やすための効率的な農作物の育て方、堆肥の作り方、果物の接ぎ木のやり方、輪作の方法、害虫駆除の方法などを指導しています。
いくつかの家族は、土地をならし、瓜、豆、キャベツ、キャッサバ芋等を育て始めています。
エコロ・インターナショナルでは、みんなの笑顔を目指して活動をしています。
2016年は井戸10基とトイレ10基の建設に当たります。2016年12月頃の完成予定です。
完成すると、20基の井戸が出来上がり、約1万人の方の生活を改善できるようになります。
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